エイジングや乾燥対策に効果があると評判の「アルガンオイル」。では、アルガンオイルと同じような美肌効果がある植物オイルは他にある?
そんな疑問にお答えして、今回は植物オイル(キャリアオイル)の中でも特に乾燥肌の方に人気の「マカダミアナッツオイル」をご紹介。その成分や使い方をアルガンオイルと比較しながら見てみましょう。
<目次>
1.そもそも植物オイル(キャリアオイル)とは?
2.ビタミンEたっぷり「アルガンオイル」
3. 赤ちゃんのような肌へ「マカダミアナッツオイル」
4. 使用感の違いは?保湿力はどちらが高い?
5.どちらもエイジングケアや紫外線ケアに効果的
6. 2つのオイル、おすすめの使い方は?
そもそも植物オイル
(キャリアオイル)とは?」
植物オイルはキャリアオイルとも呼ばれ、植物の種や胚芽、実に含まれる油分を取り出して作られるオイルのこと。代表的なものにオリーブオイルやアルガンオイル、ホホバオイルなどが挙げられます。
アロマテラピーで使用される「精油(エッセンシャルオイル)」とよく混同されがちですが、精油は植物から香りの成分を抽出して凝縮させたもので、植物オイルとはまったく異なる物質です。肌にそのまま使うには刺激が強すぎて使用することができないため、植物オイルと混ぜて使用します。
植物オイルはそれぞれが持つ有効成分を肌に届けたり、マッサージの際に手の動きをなめらかにする目的で、古くから多くの人々に愛用されてきました。
ここでは人気の「アルガンオイル」と、最近注目されている「マカダミアナッツオイル」にフォーカスしてみましょう。
ビタミンEがたっぷり
「アルガンオイル」
◆モロッコにのみ生育する「アルガンツリー」
8千万年という長い間、モロッコの乾燥した砂漠の中で生き抜いてきたアルガンツリー。その実の種子から採れるアルガンオイルは、地域の人々から「モロッコの黄金」と呼ばれ、食用に、美容に、健康にと長く愛され続けてきました。1本の木から1リットルしか採れないという大変希少なオイルです。
◆若返りのビタミンがたっぷり
アルガンオイルには、オリーブオイルの約2~3倍のビタミンE(トコフェロール)が含まれています。美肌をつくる栄養成分「ビタミンE」は、高い抗酸化作用があることから“若返りのビタミン”とも言われ、シミやシワなど肌老化の元凶である「酸化」を防ぎ、エイジングケアにすぐれた効果を発揮します。
◆オレイン酸とリノール酸で抜群の保湿力
アルガンオイルには、肌なじみがよく保湿力が高いオレイン酸と、肌の水分を保持するリノール酸がたっぷり。肌の水分と油分のバランスを整えるため、気になる皮脂をおさえながら欲しいうるおいだけをキープ。肌をふっくらやわらげます。
赤ちゃんのような肌へ
「マカダミアナッツオイル」
◆ビタミンやミネラルたっぷり「ナッツの王様」
“ナッツの王様”とも言われるマカダミアナッツ。苗が成熟し、収穫が可能になるまでは10年かかるというその実は、たくさんの花が集まった一房からほんの数個しかとれないため、昔から貴重なナッツとして知られてきました。実の中にある茶色の種の固い殻に守られた乳白色のナッツには、ビタミンやミネラルなどの栄養素がギュッとつまっています。
◆豊富なオレイン酸ですぐれた保湿力
マカダミアナッツオイルには、人の皮脂に多く含まれ保湿作用のあるオレイン酸が約60%も含まれています。潤いをたっぷり与えながら、水分の蒸発を防いで肌を乾燥からしっかり守り、乾燥によるシワや肌荒れなど、肌トラブルを防ぎます。
◆パルミトレイン酸がハリとツヤをもたらす
赤ちゃんの肌にみなぎるようなツヤと、もっちりした弾力があるのは、「若さの脂肪酸」とも呼ばれ、肌の再生メカニズムに深く関わるパルミトレイン酸が豊富に含まれているから。パルミトレイン酸は加齢とともに減少し、この減少が肌の老化を招く一因とも言われています。
マカダミアナッツオイルには、このパルミトレイン酸がたっぷり。その含有率は植物オイルの中でもトップクラスです。
使用感の違いは?
保湿力はどちらが高い?
◆使用感はアルガンオイルの方がさらっと
◎アルガンオイル
オレイン酸が豊富なため肌なじみがよいのが特長。つけた瞬間、肌にスーッと浸透。さらりとした感触は、まるでオイルとは思えないほど。
◎マカダミアナッツオイル
程よい粘度があるものの、伸びやすべりが良いのが特長です。浸透力が高いため、肌にすっとなじんでオイルがぴったり密着。肌を包みこむように、深くコクのある潤いを与えます。
どちらもベタつきをあまり感じないオイルですが、使用感はアルガンオイルの方がさらっとしており、マカダミアナッツオイルの方がやや濃厚です。ただ、マカダミアナッツオイルは“消えるオイル(ヴァニシングオイル)”とも呼ばれるほど浸透力がパワフルなので、オイルのベタつきが苦手な方でも使いやすいオイルです。
◆保湿力はマカダミアナッツオイルの方がやや高め
どちらも保湿力はバツグンですが、マカダミアナッツオイルの方が濃厚な分、アルガンオイルよりも保湿力はやや高めです。肌の乾燥が止まらないという超乾燥肌の方にはマカダミアナッツオイルがおすすめです。
オイルを使い分けされている方に聞くと、
◎夏はアルガンオイルで、冬はマカダミアナッツオイルを使用
◎朝はアルガンオイルで、夜はマカダミアナッツオイルを使用
◎顔にはアルガンオイル、ボディには伸びのよいマカダミアナッツオイルを使用
◎オイルのダブル使い(ブースターとしてアルガンオイルを塗布。化粧水の上に保湿美容液としてマカダミアナッツオイルを塗布)
と、使い方はさまざま。
ちなみに香りはどちらもナッツの香りですが、アルガンオイルはあまり香りは感じられず、マカダミアナッツオイルの方がナッツをローストしたような香り高いオイルです。
どちらもエイジングケアや
紫外線ケアに効果的
前述したように、アルガンオイルもマカダミアナッツオイルもそれぞれの持つ有効成分で、別の角度からエイジングサインにアプローチ。肌にハリとツヤをもたらします。
◎アルガンオイル
高い抗酸化作用のあるビタミンE(トコフェロール)がオリーブオイルの約2~3倍含まれているため、シミやシワなど肌老化の元凶である「酸化」を防ぎます。
◎マカダミアナッツオイル
「若さの脂肪酸」とも呼ばれ、肌の再生メカニズムに深く関わるパルミトレイン酸が豊富に含まれているため、ハリのある肌に導きます。
また、どちらも紫外線から肌を守る働きもあり、昔から紫外線予防や紫外線ケアにも使われてきました。
2つのオイル
おすすめの使い方は?
アルガンオイル、マカダミアナッツオイルはどちらも同じような使い方ができます。ただ、クレンジングオイルやボディのマッサージオイルとして使用する場合は、どちらかと言うと伸びやすべりが良いマカダミアナッツオイルの方がおすすめです。
◆化粧水前のブースターとして
洗顔後、軽くタオルドライした後の、やや水分が残った肌にアルガンオイルやマカダミアナッツオイルを塗布し、やさしくなじませてください。肌がやわらぎ、その後の化粧水が肌によく馴染みます。特に肌が乾燥している時や疲れている時は、化粧水後のクリームにオイルを混ぜて使うのもおすすめです。
◆美容液として
保湿用美容液として、化粧水の後に塗布してください。前後に使用する化粧品の浸透も高めます。
ダブルオイル使いもおすすめ!
アルガンオイル → 化粧水 → マカダミアナッツオイル → クリームの順で塗布してください。2つのオイルの相乗効果で、より強く美しい肌へと導きます。
◆ヘアケア・スカルプケアに
シャンプー後、ヘアオイルとして、ドライヤーの前に毛先にもみ込むように塗布してください。ドライヤーの熱から守るとともに、髪に栄養とうるおい、ツヤを与えます。また、シャンプー前に適量を手に取り、頭皮をマッサージすることで、乾燥を防ぎ、すこやかな頭皮環境に整えます。
◆クレンジングオイルとして
洗顔前のメイク落としに。皮脂に近い組成のため、皮脂や毛穴の汚れ、メイクの汚れとなじみやすく、スムーズに除去します。
◆マッサージオイルとして
フェイス、ボディ、ハンド、ネイルなど全身のマッサージに。リンパの流れを良くする作用もあるため、体内に滞っている余分な水分を流してむくみを取り、すっきりとしたフェイスやボディに導きます。
———————————————————————
アルガンオイルとマカダミアナッツオイル、どちらもエイジングケアや保湿ケアに効果を発揮するオイルです。肌タイプや香りの好み、季節やシーンに応じて使い分けるのもおすすめです。
コディナの
アルガンオイルと
マカダミアナッツオイルが
おすすめ!
フランス発のオーガニックスキンケアブランドCODINA(コディナ)のアルガンオイルとマカダミアナッツオイルは、純度の高い100%オーガニックの未精製オイルです。
低温圧搾(コールドプレス)製法で熱を加えずに抽出しているため、ビタミン・ミネラル・抗酸化物質などの有効成分をたっぷり含み、さらに化学溶剤を使用していないため安心してお使いいただけます。
普段使いの保湿オイルとして、また大切な日のスペシャルケアとして、ぜひCODINA(コディナ)のアルガンオイルとマカダミアナッツオイルをご活用ください。
アルガンオイルを初めてご購入される方は下記からどうぞ。