tokiori トキオリはコディナのスタッフみんなで編集した冊子です。
「日常」の中で起こる小さな出来事や、たわいのない出合いが悦びやしあわせに感じられるひとへお届けしたいと思います。
公式オンラインショップでご購入いただいた方にお配りしているトキオリは、今号で5号目となります。コディナの情報の他に、素敵なブランドさんを数々ご紹介させていただいております。
トキオリがお手元に届かなかった皆さまに、コディナの近況をブログにてお伝えいたします。どうぞご一読ください。
tokiori トキオリとは・・・
いちにち一日の繰り返しが「日常」となり、日常の積み重ねが人生になります。
「日常」の中には時折、「非日常」が存在していて、「日常」をより刺激的により豊かに変えてくれます。
トキオリは、時にふれ、折りにふれ、「日常」を「非日常」に変えるきっかけとなる出来事を綴った冊子です。
「日常」の中で起こる小さな出来事や、たわいのない出合いが悦びやしあわせに感じられるひとへお届けしたいと思います。
体感し、学び、肌の自力を高める。
フィトテラピーの発信地、ビエルゾンへ
コディナ
CODINA
ロゴに刻まれているのは「Cosmetique Dietetique Naturel(肌につけるもの、食するもの、そのすべてがナチュラルでなければならない)」の文字。
植物油の博士、ミシェル・ポベダ氏がフランスでオーガニックコスメブランド「コディナ」を始動させたのは1994年のこと。
以来、その理念のもとに作られた製品を通し、植物の力で肌や体をケアする「フィトテラピー」の概念を広めてきた。そして近頃、その思いを具現化するための2つの新たな試みがスタートした。
そのひとつが、ショップとアカデミーを兼ね備えた新しい発信場所の立ち上げだ。
長年親しまれてきたパリの本店から、ラボのあるサントル・ロワール地方の小さな村、ビエルゾンに拠点を移したのは、製品だけでなくフィトテラピーの考えそのものを、より強く発信していくため。
自然豊かなこの地を訪れてもらうことで、植物の力を体感して欲しいという願いが込められている。
ショップはラボやオフィスのすぐ隣。趣のある鏡棚をメインに、19世紀のアンティーク家具に囲まれた空間が広がっている。
床に敷きつめられたラグ、古い薬局で使われていた大きなテーブル、手入れの行き届いたグリーンなど、まるで居心地のよいリビングのよう。
ここでは、コディナのスタッフと会話を楽しみ、カウンセリングを受けながら製品を試し、自分の肌に本当にあったものを、時間をかけてじっくり選ぶことができる。
また、石けんづくりのワークショップやイベントなども今後開催予定。オーガニックやフィトテラピーについて体系的に学ぶこともできるという。
ショップ内でゆったり過ごした後は、コディナ社の広大な敷地を散策してみよう。
さまざまな植物が育つ自社の畑や、50頭ものヒツジがのんびり草を食む牧場などの開発も徐々に進み、ポベダ氏自らが実践している持続可能な循環型のライフスタイルを垣間見ることもできる。
そしてもうひとつは、新しいオーガニック認証団体「NOUVELLE COSMETIQUE(ヌーヴェル・コスメティーク)」の設立。
コディナはもともと「ナチュール・エ・プログレ」というフランスの厳しい認証を取得していたが、ポベダ氏はその基準に疑問を呈し、思いを同じにするフランスの石鹸工房とともに、より厳しい独自の基準を設けて独立したのだ。
石油系の合成成分を一切使用せず、有機農法で生産された植物由来の成分を最大限に生かしたオーガニック製品で、新たな「Cosmetique=化粧品」の時代を切り拓いていきたい…。そうした想いが「Nouvelle=新しい」という名前に表れている。
コディナが掲げているのは、植物の力で人が本来持っている自力を高め、すべての人をすこやかにすること。ポベダ氏の飽くなき探求心と、ゆらぎなきこだわり。コディナが信頼されるブランドとして多くのファンに愛されている所以だろう。
※現在、フランスのショップは、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策により休業中です。